2005年4月・ケーキ早食い選手権＜前編＞

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荻窪の井戸
2005年4月・ケーキ早食い選手権＜前編＞

春の華やかなある日、
華やかな季節にふさわしい
華やかなイベントが開催されました♪
題して、「手作りシフォンケーキ早食い選手権」!!
劇団員女子３人持ち寄ったケーキを、
選ばれた戦士たちが食べ、
完食までの時間を競います！

さてさて、
大会前夜、製菓隊が睡眠時間を削って心をこめて作り上げたケーキは４種類♪
その４つのシフォンケーキそれぞれに、
生クリーム、バナナ・ピーチのトッピング、そして金箔を施しました！

稽古場に集まる４人の戦士たち。
笑顔の向こうに意地が潜む、宮下道央選手。
選手という言葉にふさわしい、大金光穂選手。
何故かハダカ炸裂！似非ボクサー、阪田智靖選手。
若い力！　女を捨てて(?)闘います！　松尾佳恵選手。

そして、
阪田選手のセコンド・三次さんと、観客のみなさん。
観客のみなさんはケーキを食べながらのんびり観戦です★

ケーキ製作者は番場・上嶌・茂久。
司会は私・茂久ひとみでお送りいたします。

▲ルール▲

１．	ケーキは４種類の味があり、生クリームでコーティングされてるので中身はわかりません。くじを引き、番号順にケーキを選びます。
２．	スタートの合図と同時に食べ始め、すべてを食べ終え、飲み込み、「ハイ！」と最初に言った人が優勝。
３．	ドリンク、トッピングなど追加目的の持ち込みは可。
４．	男性にはハンディとして、バナナを多めにトッピングします。

　では初めにルールの説明を！

早速くじ引きをし、それぞれのケーキが決定しました！

１番・阪田選手…	チョコチップシフォンケーキ（バナナ1.5本多め）
２番・宮下選手…	チョコシフォンケーキ（バナナ1.5本多め）
３番・松尾選手…	紅茶シフォンケーキ（標準）
４番・大金選手…	抹茶シフォンケーキ（標準）

そして…
着席した選手たちの前に並べられた、そそり立つシフォンケーキたち。

宮下：ちょっと待て！　これって早食いなの？
司会：あれ？　言ってましたよね？　ケーキ１個って♪
宮下：ケーキ１個って…。これじゃ「早食い」じゃなくて「大食い」じゃん…。

それぞれのシフォンケーキは直径18cmの型で作られたもの。
この勝負を制するのは果たして…!?

こんな物も準備してみたりして（笑）

▲出馬表▲

枠番	馬名	予想	持参物	データ
				寸評	運
1	阪田智靖 ♂ （黒毛）	▲	水、胡椒、七味唐辛子	若さと気合とノリで勝負の牡馬。普段の貧困、食いだめパワーがスイーツにも適応されるか？ラーメンは辛い物が好き。だった気がする（曖昧）。	はっきり言って、不運な奴（私見）。

２	宮下道央 ♂ （栗毛）	○	ハバネロ、紅茶	小さな身体(？)で、焼肉の食い放題をこよなく愛す。スイーツに対する適応力は未知数。焼肉屋でたらふく食った後に、ケーキを所望している姿を目撃されている。本命の呼び声高し。	運がいい時と悪い時の差が激しい。

３	松尾佳恵 ♀ （黒毛）		梅干	華奢な身体からにじみ出る、スイーツ好きなオーラ。「甘いものは別腹」を地でいってそうなその表情に、ただならぬものを感じさせる。若さと牝馬という特性が、何かデータでは計り知れない結末を生む予感を感じさせる。	運はいい（んじゃないかな？）ので、運という要素が一番適応されそうなのはこの牝馬であると私は考える。

４	大金光穂 ♀ （黒毛）	◎	ヘルシア緑茶	大きな躯体に、牝馬という最高のポテンシャルを秘めた、空手家。たとえ、タバスコ入りのケーキでもなんなく喰らうであろうと思うのは私だけではないはずだ。	運に関しては未知数。私の印象では間が悪い（意味なし）

～記者H氏に寄る解説～

今回はケーキと言う事で、普段の大食いがあまり適応されない気がする。
スイーツをこよなく愛す牝馬達の動向から目が離せない。
レース用のケーキも、得体の知れない輩が作製するとの噂があり、
ケーキの出来にばらつきが起こることも十分にありうる。
よって、運も重要な要素になる事、間違いなし。

よって、本紙記者Hの予想は「４－２」である。
読者はわからないかもしれないが、実際に実物をパドックで見た感じでは、
この予想が妥当性を欠いていない事が納得できるはずだ。
大穴を狙うなら、３流しで行けばそこそこの配当が期待できる。
１枠阪田選手がもし万が一「運」という彼にそぐわない要素を獲得したなら、
彼にも優勝のチャンスが転がり込んでくるであろう。

　つづく。

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